400年前、文禄・慶長の役で朝鮮から渡来した陶工たちより
受け継がれ、薩摩焼は「白もん」とよばれる「白薩摩」「黒もん」
とよばれる「黒薩摩」があります。
当時、藩主は白薩摩、庶民は黒薩摩と厳密に区別されていました。
白薩摩は、白土に釉薬をかけ、細かい貫入が入り、
上絵付けにより金彩で絵付けをしてあるのが特長で、
黒薩摩は赤黒い土に黒い釉薬でやかれた素朴な焼き物で、
黒千代香などは黒薩摩となります。
白薩摩焼
このように象牙色の生地に金襴手(きんらんで)と
言われる上絵付けをした物をいいます。

黒薩摩焼
このように伝統の黒い釉薬を掛けた黒千代香などが有名な
焼き物です。

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